主系列星とは…?



星は星間ガスの中で生まれます。

星間ガスの密度が高い部分(分子雲)が収縮して、その中に"星の赤ちゃん"(原始星)ができます。生まれたばかりの原始星は星間雲の中に埋もれています。

原始星は、表面から放射によってエネルギーを失うと、星全体が収縮し、それに伴って内部の温度が上昇していきます。収縮によって星の半径が小さくなるにつれ、星の内部の温度は上昇していきます。


中心温度が一千万度( 106K)を超えるようになると、中心で水素の核融合反応が始まります。すると、中心での核融合反応で生じたエネルギーと、星の表面から放射されるエネルギーがつりあったところで、星の収縮が止まり、主系列星になります。

主系列星は、中心部分(コア)で水素を燃焼して(核融合)輝いています。その結果、星の中心部分では核燃料の水素が徐々に消費され、灰であるヘリウムが溜まってきます。中心の水素が完全に使いつくされると、今度はコアのまわりの薄い球殻部分が燃焼しはじめます。これで主系列段階が終了します。

主系列星とは、中心で水素を燃焼して輝いている星の段階の一つで、星は一生の大部分を主系列星として過ごします。


主系列星までの進化の過程




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