1994年3月、大阪教育大学柏原キャンパスのC棟屋上に建設されていた観測ドームに口径 51cm 反射望遠鏡が設置され、同時に冷却CCDカメラを含む付属観測装置が整えられました。これらの観測装置の完成によって、本学における本格的な天体観測が実現することになり、天文学分野の研究と教育に不可欠な設備として活用されています。キャンパスは山上に位置しており、夜間にドームから大阪市街を望むと百万ドルの夜景が一望できます。ちなみに天文台のドームは、敷地外 (ふもと) から視認できる唯一のキャンパス内の建物です (近鉄大阪線の国分鉄橋の北側付近から見えます)。
2012年頃から気象モニタおよびドーム内モニタが順次整備されました.また2014年3月26日に,51cm望遠鏡およびCCDカメラ + フィルタホイールからなる観測システムを離れた場所から制御するための改修を実施しました.これにより,長年の懸案であった過酷な観測環境 (夏暑く冬寒い) が劇的に改善されました.
口径51cm反射望遠鏡(三鷹光器 GNF-50)
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天文台遠景 |