なぜ紫外線が出るの?



下のグラフは、表面温度3万度(3×105K)6千度(6×104K)の星が放射する電磁波を表しています。山(ピーク)になっている波長の電磁波が、最も強く放射されます。

太陽は、表面温度が6×104Kの星です。太陽型の星のグラフのピークは、ほぼ可視光領域にあります。

一方、OB型星は非常に高温の星で、O型星の表面温度は3×105Kもあります。グラフを見ると、O型星のピークは紫外線領域にあります。

しかも、ピークはちょうど912Å(9×10-6cm)より短い波長領域にあることが分かります。


星の表面温度高温になると、よりエネルギーが高い(短い波長の)光が放射されます。

OB型星ほど高温になると、高エネルギーの紫外線を強く放射します。

この紫外線によって、水素原子が電離されるのです。

太陽型の星は、紫外線を放射するほど表面温度が高くないので、HU領域はできません。




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