大質量星は、進化の最期に超新星爆発を起こして死んでいきます。この爆発によって撒き散らされた星の残骸を、超新星残骸(supernova remnants;SNR)といいます。
星は星間ガスから生まれ、超新星爆発によって、再び星間ガスへと戻っていくのです。
超新星残骸には、星の内部で合成された様々な元素だけでなく、超新星爆発の際に一時的に合成されたあらゆる元素を含んでいます。 宇宙初期には水素とヘリウムしかなかった星間ガスも、星の進化と超新星爆発によって、重元素(水素、ヘリウム以外の元素)を次第に増やしていったのです。 人間や地球上の生物をつくる炭素をはじめいろいろな重元素も、元をたどれば、超新星爆発により星間空間に撒き散らされた物質から出来たものなのです。まさに、人は星の子なのですね。
宇宙初期には水素とヘリウムしかなかった星間ガスも、星の進化と超新星爆発によって、重元素(水素、ヘリウム以外の元素)を次第に増やしていったのです。
人間や地球上の生物をつくる炭素をはじめいろいろな重元素も、元をたどれば、超新星爆発により星間空間に撒き散らされた物質から出来たものなのです。まさに、人は星の子なのですね。