*各スペクトル型の特徴*

 

・O (28000-50000)  
  一回電離ヘリウム (HeII) の線(時に輝線)が特徴的です。
   中性ヘリウム (HeI) の線がO9に向けて強くなっていきます。
   ☆代表的な星・・オリオン座(ζ星、λ星)

・B(10000-28000)
  HeIIは見えなくなり,HeIの線はB2で最も強くなります。
   水素のバルマー線は、B9に向けて強くなっていきます。
   ☆代表的な星・・スピカ、リゲル

・A(7500-10000)
  水素のバルマー線がA2で最も強くなります。
   ☆代表的な星・・ シリウス、べガ

・F(6000-7500)
  水素のバルマー線がだんだん弱くなり,CaII(H,K 線)が強くなります。
  中性の金属線(CaI、FeI、MnTなど)がめだってきます。
   ☆代表的な星・・プロキオン

・G(5000-6000)
  水素のバルマー線が更に弱まり,CaII(H,K 線)が最も強くなります。
  CH分子のバンド(Gバンド)が見えてきます。
   ☆代表的な星・・太陽,カペラ

・K(3500-5000)
  水素のバルマー線はほとんど見えなくなります。
  CaII(H,K 線)は未だ強く、TiO分子の吸収帯が見え始めます。
   ☆代表的な星・・アルデバラン、アークトゥルス

・M(2500-3500)
  中性金属線が非常に強く見えます。
   また、TiO分子の吸収帯が最も強くなります。
   ☆代表的な星・・ベテルギウス,アンタレス

 

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